2次元超解像の画像再構成アルゴリズム開発
「要旨: 」エックス線センサーを撮影中に移動させて, 画像を採取しながら合成する新しい超解像技術detector moving and frame additional technique(DEMOT法)により, 従来の撮影系の持つ解像限界を2倍に向上させることが可能である. しかし, この技術は, 1次元方向に応用された画像再構成法である. 本研究は, 2次元の超解像画像再構成, およびDEMOT法の解像限界の2倍を超える画像再構成を行うアルゴリズムの開発を目的として研究を行った. 実験は, 画像センサーのモデルを作製し, モデル実験系を構築して行った. その結果, 次のような結論を得た....
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Veröffentlicht in: | 明海歯科医学 2014-02, Vol.43 (1), p.69-86 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨: 」エックス線センサーを撮影中に移動させて, 画像を採取しながら合成する新しい超解像技術detector moving and frame additional technique(DEMOT法)により, 従来の撮影系の持つ解像限界を2倍に向上させることが可能である. しかし, この技術は, 1次元方向に応用された画像再構成法である. 本研究は, 2次元の超解像画像再構成, およびDEMOT法の解像限界の2倍を超える画像再構成を行うアルゴリズムの開発を目的として研究を行った. 実験は, 画像センサーのモデルを作製し, モデル実験系を構築して行った. その結果, 次のような結論を得た. 1. 実験に使用したFlat Panel Detector(FPD)モデルは, 理論と実験結果の一致から, 超解像の実験に使用できることが確認された. 2. 1次元方向の移動で2次元の超解像画像を得ることが, 理論的また実験的に解明された. 2次元の超解像画像は, 従来のXY直交座標系を45°回転させたXY直交座標系で成立することが理論的に判明した. この超解像技術は, 従来法の解像限界を2倍に向上させることが明らかになった. 3. 解像限界を超える超解像技術は, 画像センサーのフィルファクターを利用するものである. 実験による検証では, フィルファクターを50%とした超解像実験の結果, 従来法の解像限界を4倍に向上させることがわかった. この解像限界の向上は理論と一致するものであった. |
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ISSN: | 1881-4298 |