頬圧痕を有する被験者の頬圧とブラキシズムの関連

「要旨: 」ブラキシズムと頬圧痕の関係を定量的に評価するために咀嚼筋筋電図(EMG)と頬圧を測定し相関関係を評価した. 被験者として頬圧痕が認められる成人男性7名(平均年齢26.6+-2.9歳)を選択した. 頬圧測定およびEMG測定は同じ週内の連続しない3日間で行い, 頬圧測定はEMG測定の前後で行った. EMG測定は無拘束で日常環境下における自然な状態で主咀嚼側側頭筋を対象として行った. 頬圧測定には舌圧測定器を応用し, バルーンプローブを主咀嚼側第一大臼歯の頬側歯面と相当部頬粘膜間にバルーンを介在させ, バルーンを潰すように, 可能な限りでの頬の最大の力を7秒間発揮するよう指示した. ブラ...

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Veröffentlicht in:明海歯科医学 2013-09, Vol.42 (2), p.110-116
Hauptverfasser: 大塚英稔, 佐藤雅介, 勅使河原大輔, 野露浩正, 遠藤聡, 猪野照夫, 岩瀬直樹, 飯塚知明, 渡邉明, 川邉崇史, 渡邉美貴子, 藤澤政紀
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨: 」ブラキシズムと頬圧痕の関係を定量的に評価するために咀嚼筋筋電図(EMG)と頬圧を測定し相関関係を評価した. 被験者として頬圧痕が認められる成人男性7名(平均年齢26.6+-2.9歳)を選択した. 頬圧測定およびEMG測定は同じ週内の連続しない3日間で行い, 頬圧測定はEMG測定の前後で行った. EMG測定は無拘束で日常環境下における自然な状態で主咀嚼側側頭筋を対象として行った. 頬圧測定には舌圧測定器を応用し, バルーンプローブを主咀嚼側第一大臼歯の頬側歯面と相当部頬粘膜間にバルーンを介在させ, バルーンを潰すように, 可能な限りでの頬の最大の力を7秒間発揮するよう指示した. ブラキシズムイベントは個人ごとに閾値を設定し, 閾値を超えたEMGイベント数をブラキシズムイベントとして算出した. 1日目から3日目までの個人ごとの閾値を超えたブラキシズムイベント数と平均頬圧値からPearsonの相関係数を算出し, 測定日ごとに検討を加えたが, 一定の傾向を示されず, 頬圧とブラキシズムイベント数の間に有意な相関は認められなかった.
ISSN:1881-4298