初産婦の食事量、食事の質および食事環境に関する食行動実践プログラム作成

本研究の目的は、初産婦を対象に食事量、食事の質、食事環境に関する食行動の実践を目指したプログラムを作成し、プログラム効果を検証することである。【知識の提供】、【妊産婦の自己評価】、【助産師のフィードバック】で構成するプログラムを作成し、介入群と対照群に分け、妊娠24週、妊娠28週、妊娠32週、産褥1か月、産褥6か月に、食事バランスは2群比較、食事環境は介入群内で前後比較し、食行動を評価した。その結果、介入群は、産褥6か月に副菜、産褥1か月に果物が推奨量に近づき、緑黄色野菜の摂取回数が増加し、主菜得点、朝食・昼食得点が高くなった。また産褥6か月までに、食事中のスマホ利用者は11.1%、テレビ視聴...

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Veröffentlicht in:日本母性看護学会誌 2024/03/15, Vol.24(2), pp.9-16
1. Verfasser: 河合, 桂子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究の目的は、初産婦を対象に食事量、食事の質、食事環境に関する食行動の実践を目指したプログラムを作成し、プログラム効果を検証することである。【知識の提供】、【妊産婦の自己評価】、【助産師のフィードバック】で構成するプログラムを作成し、介入群と対照群に分け、妊娠24週、妊娠28週、妊娠32週、産褥1か月、産褥6か月に、食事バランスは2群比較、食事環境は介入群内で前後比較し、食行動を評価した。その結果、介入群は、産褥6か月に副菜、産褥1か月に果物が推奨量に近づき、緑黄色野菜の摂取回数が増加し、主菜得点、朝食・昼食得点が高くなった。また産褥6か月までに、食事中のスマホ利用者は11.1%、テレビ視聴者は48.1%に減少した。結論として、本プログラムは食事の質を促進するが、食事量および食事環境の改善は不十分であるため、対象者に家族を含め、【知識の提供】および【妊産婦の自己評価】を再検討する必要がある。
ISSN:1345-773X
2434-6187
DOI:10.32305/jjsmn.24.2_9