Mycobacterium avium complex患者におけるクォンティフェロン(R)TBゴールド陽性率の検討

Mycobacterium avium complex患者におけるクォンティフェロン(R)TBゴールド陽性率の検討

「要旨」: 〔目的〕クォンティフェロン(R)TBゴールドの, M. avium complex患者における陽性率を検討した. 〔対象と方法〕M. avium complex患者62例を対象とした. これら症例のクォンティフェロン(R)TBゴールドを測定し, その陽性率と, 陽性患者における結核の既往を検討した. 〔結果〕患者62例中7例が陽性であった(11.3%). 陽性例は72歳から87歳と高齢で, 全例に結核感染の既往を認めた. また, 他に11例の結核感染の既往を認めたが陰性であった. 〔結論〕M. avium complex患者において結核既往のある高齢者の半数以下で, クォンティフェ...

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Veröffentlicht in:結核 2012-04, Vol.87 (4), p.337-339
Hauptverfasser: 沖本二郎, 難波史代, 栗原武幸, 宮下修行
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」: 〔目的〕クォンティフェロン(R)TBゴールドの, M. avium complex患者における陽性率を検討した. 〔対象と方法〕M. avium complex患者62例を対象とした. これら症例のクォンティフェロン(R)TBゴールドを測定し, その陽性率と, 陽性患者における結核の既往を検討した. 〔結果〕患者62例中7例が陽性であった(11.3%). 陽性例は72歳から87歳と高齢で, 全例に結核感染の既往を認めた. また, 他に11例の結核感染の既往を認めたが陰性であった. 〔結論〕M. avium complex患者において結核既往のある高齢者の半数以下で, クォンティフェロン(R)TBゴールドが陽性になる場合があることが示唆された.
ISSN:0022-9776