左人工膝関節置換術後の膝窩仮性動脈瘤に対しVIABAHNステントグラフト留置術が奏功した1例

左人工膝関節置換術後の膝窩仮性動脈瘤に対しVIABAHNステントグラフト留置術が奏功した1例を経験したので報告する.症例は,75歳女性.左下肢閉塞性動脈硬化症,糖尿病,高血圧,脂質異常症,脂肪肝,高度肥満(BMI 41.8),慢性腎不全の既往あり.仮性動脈瘤は径25 mm×29 mm,左膝窩動脈本幹内側後方に認めた.外科的治療は高度肥満であり,動脈へのアクセスは困難と考え,VIABAHNステントグラフトにて血管内治療を施行.術中,術後問題なく経過,術1年後の現在,瘤の再発およびステントグラフト破損なく開存,良好に経過している....

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Veröffentlicht in:日本血管外科学会雑誌 2021/09/30, Vol.30(5), pp.283-286
Hauptverfasser: 高橋, 和代, 北川, 敦士, 渡邊, 将生, 長尾, 俊彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:左人工膝関節置換術後の膝窩仮性動脈瘤に対しVIABAHNステントグラフト留置術が奏功した1例を経験したので報告する.症例は,75歳女性.左下肢閉塞性動脈硬化症,糖尿病,高血圧,脂質異常症,脂肪肝,高度肥満(BMI 41.8),慢性腎不全の既往あり.仮性動脈瘤は径25 mm×29 mm,左膝窩動脈本幹内側後方に認めた.外科的治療は高度肥満であり,動脈へのアクセスは困難と考え,VIABAHNステントグラフトにて血管内治療を施行.術中,術後問題なく経過,術1年後の現在,瘤の再発およびステントグラフト破損なく開存,良好に経過している.
ISSN:0918-6778
1881-767X
DOI:10.11401/jsvs.21-00028