ExcluderメインボディのRepositioning機能を利用して下腸間膜動脈の血流を温存しEVARを行った両側総腸骨動脈瘤の1例
症例は80歳男性.両側総腸骨動脈瘤の治療目的に当院を受診した.手術はEVAR(endovascular aneurysm repair)を選択した.両側内腸骨動脈の塞栓を行い,GORE社のExcluderメインボディの中枢の展開後にコンストレイニングダイヤルを回転し中枢側を閉じ,対側ゲートをバルーンで拡張した.メインボディと拡張したバルーンを同時に引き下げ,下腸間膜動脈(IMA; inferior mesenteric artery)より尾側に留置した.Excluderメインボディのrepositioningの機能を用いて,IMAの血流を温存しEVARを施行し,術後も腸管壊死などの合併症なく良...
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Veröffentlicht in: | 日本血管外科学会雑誌 2019/07/17, Vol.28(4), pp.263-267 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は80歳男性.両側総腸骨動脈瘤の治療目的に当院を受診した.手術はEVAR(endovascular aneurysm repair)を選択した.両側内腸骨動脈の塞栓を行い,GORE社のExcluderメインボディの中枢の展開後にコンストレイニングダイヤルを回転し中枢側を閉じ,対側ゲートをバルーンで拡張した.メインボディと拡張したバルーンを同時に引き下げ,下腸間膜動脈(IMA; inferior mesenteric artery)より尾側に留置した.Excluderメインボディのrepositioningの機能を用いて,IMAの血流を温存しEVARを施行し,術後も腸管壊死などの合併症なく良好な経過を得ている. |
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ISSN: | 0918-6778 1881-767X |
DOI: | 10.11401/jsvs.19-00037 |