右鎖骨下静脈閉塞に対して左右交叉バイパス術が奏功した一例

症例は69歳男性.慢性腎不全に対し,右上肢動静脈シャントにて人工透析を継続するも狭窄を繰り返す.2016年2月,右鎖骨下静脈高度狭窄による静脈高血圧に対し,PTA/stent留置術を施行した.2016年12月,右上肢の腫脹が再燃,血管造影上,右鎖骨下静脈ステント閉塞と診断した.左右上腕部橈側皮静脈間に6 mm径のePTFE(expandable polytetrafluoroethylene)人工血管にて交叉バイパス術を施行.術後,右上肢静脈圧の低下と腫脹の軽減を得られたので報告する....

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Veröffentlicht in:日本血管外科学会雑誌 2018/09/29, Vol.27(5), pp.363-366
Hauptverfasser: 堀, 尚也, 北川, 敦士, 山田, 幸夫, 長尾, 俊彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は69歳男性.慢性腎不全に対し,右上肢動静脈シャントにて人工透析を継続するも狭窄を繰り返す.2016年2月,右鎖骨下静脈高度狭窄による静脈高血圧に対し,PTA/stent留置術を施行した.2016年12月,右上肢の腫脹が再燃,血管造影上,右鎖骨下静脈ステント閉塞と診断した.左右上腕部橈側皮静脈間に6 mm径のePTFE(expandable polytetrafluoroethylene)人工血管にて交叉バイパス術を施行.術後,右上肢静脈圧の低下と腫脹の軽減を得られたので報告する.
ISSN:0918-6778
1881-767X
DOI:10.11401/jsvs.18-00069