腹部大動脈瘤に対する治療戦略—ステントグラフトは何をもたらしたか

【目的】腹部大動脈瘤(AAA)治療にステントグラフト内挿術(EVAR)が何をもたらしたのかを検討した.【対象】EVAR導入前5年をI期(2002年1月~2006年12月,105例),導入後5年をII期(2007年1月~2011年12月,242例),その後5年をIII期(2012年1月~2016年12月,237例)とし比較検討した.【結果】待機的手術:OR群では,I期に比しIIおよびIII期において統計学的有意にアメリカ麻酔学会分類ASA2度が増加し,3および4度の減少を認めた.腎動脈上遮断がI期5例(6.3%)に比しIII期18例(19.1%)と統計学的有意(P...

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Veröffentlicht in:日本血管外科学会雑誌 2018/02/14, Vol.27(1), pp.27-32
Hauptverfasser: 緑川, 博文, 高野, 隆志, 植野, 恭平, 滝浪, 学, 影山, 理恵, 関, 晴永, 菅野, 恵, 佐藤, 晃一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:【目的】腹部大動脈瘤(AAA)治療にステントグラフト内挿術(EVAR)が何をもたらしたのかを検討した.【対象】EVAR導入前5年をI期(2002年1月~2006年12月,105例),導入後5年をII期(2007年1月~2011年12月,242例),その後5年をIII期(2012年1月~2016年12月,237例)とし比較検討した.【結果】待機的手術:OR群では,I期に比しIIおよびIII期において統計学的有意にアメリカ麻酔学会分類ASA2度が増加し,3および4度の減少を認めた.腎動脈上遮断がI期5例(6.3%)に比しIII期18例(19.1%)と統計学的有意(P
ISSN:0918-6778
1881-767X
DOI:10.11401/jsvs.17-00084