エンドリークによる開腹再手術の工夫

要旨:【目的】EVAR 後,エンドリークに対する開腹再手術方法の工夫を報告する.【方法】2008 年6月から2015 年5 月までEVAR 306 例を施行し,エンドリークにより開腹手術に至った11 例(3.6%)の手術方法を検討した.経腹膜アプローチ,経大腿動脈的にwire/balloon を挿入し血管内操作が可能な状態で瘤切開を行う.【結果】11 例のエンドリークはType Ia 2 例/Type II 7 例/Type IIIb 2 例.血管内操作を3 例(27%)に施行した.Type Ia 2 例に対するballoon 圧着およびフェルト縫縮とballoon 遮断および人工血管置換術,...

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Veröffentlicht in:日本血管外科学会雑誌 2016, Vol.25, pp.81-84
Hauptverfasser: 武井, 祐介, 堀, 貴行, 清水, 理葉, 小川, 博永, 桒田, 俊之, 柴崎, 郁子, 松下, 恭, 緒方, 孝治, 山田, 靖之, 福田, 宏嗣
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:要旨:【目的】EVAR 後,エンドリークに対する開腹再手術方法の工夫を報告する.【方法】2008 年6月から2015 年5 月までEVAR 306 例を施行し,エンドリークにより開腹手術に至った11 例(3.6%)の手術方法を検討した.経腹膜アプローチ,経大腿動脈的にwire/balloon を挿入し血管内操作が可能な状態で瘤切開を行う.【結果】11 例のエンドリークはType Ia 2 例/Type II 7 例/Type IIIb 2 例.血管内操作を3 例(27%)に施行した.Type Ia 2 例に対するballoon 圧着およびフェルト縫縮とballoon 遮断および人工血管置換術,Type IIIb 1 例に対する追加EVAR およびfibrin sheet 貼付である.ステントグラフトを全抜去した症例はない.術後30 日以内死亡を1 例認めた(他因死).【結論】瘤切開前に血管内操作を行う準備をすることで安全に開腹処置および追加血管内治療ができた.
ISSN:0918-6778
1881-767X
DOI:10.11401/jsvs.15-00091