持参薬に関連するプレアボイド報告に及ぼす薬剤師経験年数の影響

「緒言」 薬剤師による医療従事者の負担軽減, および薬物療法の有効性と安全性の向上を目的とした病棟薬剤業務の1つに, 入院時の持参薬確認や服薬計画の提案がある. 持参薬確認はたんに持参薬の有無, 薬剤名, 規格, 剤形等を鑑別するだけでなく, 患者背景とその評価に基づく処方設計と提案も求められている(日本病院薬剤師会薬剤師の病棟業務の進め方(Ver.1.2), 2016年6月4日). また, 2018年9月26日発出の「医薬品の安全管理に関する留意点について」(日病薬発第30-147号)においても「単に現物の鑑別を行うのみではなく, 患者の疾患や状態から持参薬の内容が適切であるか, また継続使...

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Veröffentlicht in:医薬品情報学 2022/02/28, Vol.23(4), pp.183-188
Hauptverfasser: 森, 卓之, 木村, 美智男, 大塚, 崇史, 安達, 志乃, 宇佐美, 英績, 中村, 光浩, 吉村, 知哲
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」 薬剤師による医療従事者の負担軽減, および薬物療法の有効性と安全性の向上を目的とした病棟薬剤業務の1つに, 入院時の持参薬確認や服薬計画の提案がある. 持参薬確認はたんに持参薬の有無, 薬剤名, 規格, 剤形等を鑑別するだけでなく, 患者背景とその評価に基づく処方設計と提案も求められている(日本病院薬剤師会薬剤師の病棟業務の進め方(Ver.1.2), 2016年6月4日). また, 2018年9月26日発出の「医薬品の安全管理に関する留意点について」(日病薬発第30-147号)においても「単に現物の鑑別を行うのみではなく, 患者の疾患や状態から持参薬の内容が適切であるか, また継続使用の妥当性や休薬期間が必要な医薬品の取り扱い等について確認を行い, 疑義がある場合は担当医と協議すること」とされている. このように持参薬確認で薬剤師に求められるものは多岐にわたる.
ISSN:1345-1464
1883-423X
DOI:10.11256/jjdi.23.183