個別薬剤の医薬品情報に関する自己学習教材の開発と教員, 学生のアンケート
「緒言」 医療現場において, 医薬品情報は医薬品の適正使用を行ううえで必要な情報であり, 大学薬学部(学部)の講義において, 医薬品情報の収集, 評価, 加工, 提供, 管理に関する学習は行われている. しかし, 実際に医療現場で使用されている薬剤個々の医薬品情報について学ぶ機会は少なく, 「講義での学び」と「病院・薬局実務実習での学び」の連携が不十分であることが指摘されている. また, 医薬品情報学は比較的新しい学問領域であり, 演習・実習を通して技能を身につけるために利用できる学習教材が不足しており, 開発の必要性が示されている. 現在われわれは, 医薬品情報学教育を補填する教材開発に取り...
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Veröffentlicht in: | 医薬品情報学 2015-02, Vol.16 (4), p.193-200 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」 医療現場において, 医薬品情報は医薬品の適正使用を行ううえで必要な情報であり, 大学薬学部(学部)の講義において, 医薬品情報の収集, 評価, 加工, 提供, 管理に関する学習は行われている. しかし, 実際に医療現場で使用されている薬剤個々の医薬品情報について学ぶ機会は少なく, 「講義での学び」と「病院・薬局実務実習での学び」の連携が不十分であることが指摘されている. また, 医薬品情報学は比較的新しい学問領域であり, 演習・実習を通して技能を身につけるために利用できる学習教材が不足しており, 開発の必要性が示されている. 現在われわれは, 医薬品情報学教育を補填する教材開発に取り組んでいる. 今回は, 学部講義で得た知識と臨床現場での実務実習の関連を認識して学習できる教材を開発することを目的として, 教員による必要性に関する調査に基づき, 個別薬剤の医薬品情報に関する自己学習教材(以下, 本教材)を開発し, 学生による本教材の評価を行ったので報告する. |
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ISSN: | 1345-1464 |