看護管理実践のための自己評価指標 (MaIN) 改訂版の信頼性と妥当性の検討

「抄録」【目的】2006年に開発された看護管理者のための実践的指標であるMaINを改定し, その信頼性・妥当性を検証することを目的とした. 改定の主たる目的は, サービスマネジメント理論をMaINに盛り込むことである. 【方法】データ収集は2009年1月から4月に行い, 全国681病院の看護管理者から得られた2,282通の回答をもとに分析を行った (有効回答率28.5%) . 6つの看護管理指標に含まれる各8質問項目について主成分分析を行い, さらに各大項目のα信頼性係数を求めた. 妥当性についてはMessickの概念を採用し, 内容的側面, 構造的側面, 外的側面からの証拠を収集した. 【結...

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Veröffentlicht in:聖路加看護学会誌 2011-07, Vol.15 (2), p.16-25
Hauptverfasser: 奥裕美, 井部俊子, 柳井晴夫, 中村綾子, 石崎民子, 太田加世, 笠松由佳, 佐々木菜名代, 高井今日子, 平山恵子, 松永佳子, 三笘里香, 渡邊千登世
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「抄録」【目的】2006年に開発された看護管理者のための実践的指標であるMaINを改定し, その信頼性・妥当性を検証することを目的とした. 改定の主たる目的は, サービスマネジメント理論をMaINに盛り込むことである. 【方法】データ収集は2009年1月から4月に行い, 全国681病院の看護管理者から得られた2,282通の回答をもとに分析を行った (有効回答率28.5%) . 6つの看護管理指標に含まれる各8質問項目について主成分分析を行い, さらに各大項目のα信頼性係数を求めた. 妥当性についてはMessickの概念を採用し, 内容的側面, 構造的側面, 外的側面からの証拠を収集した. 【結果】看護管理指標間の相関係数は0.57から0.85であり, 各看護管理指標のα信頼性係数は0.75から0.90であった. 妥当性は上記の3側面のうち内容的側面, 構造的側面の2側面から複数の証拠が確保されたが, 外的側面からの証拠については十分に確保されたとはいえない. 【結論】本指標を看護管理実践の指標として利用するため, 結果をもとに見直しを行うとともに, 今後も継続的にデータを収集して検討を重ね, より精度を高めていく.
ISSN:1344-1922