子どものために開発したからだの教材を用いた学習展開の検討

【目的】子どものために開発したからだの教材を就学前施設に在籍する児童 (もしくは園児) に展開し, その実施状況から教材および対象者の反応を検討し, 教材評価の示唆を得ることを目的とした. 【方法】対象は, 19施設の園児599名と, 保護者および教職員93名であった. 教材は, からだの知識7系統の紙芝居 (消化器,循環器,呼吸器,運動器,神経,泌尿器,生殖器) および内臓Tシャツであり, 対象施設の教員もしくは研究協力者が好きな系統の教材を選択し展開を行った. 研究デザインは調査研究で, データ収集は, 教材使用者に対象者の属性, 使用教材の種類, 使用目的, 目的達成度, 実施時間, 対...

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Veröffentlicht in:聖路加看護学会誌 2008-07, Vol.12 (2), p.65-72
Hauptverfasser: 石本亜希子, 大久保暢子, 後藤桂子, 菱沼典子, 松谷美和子, 佐居由美, 中山久子, 岩辺京子, 今井敏子, 村松純子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】子どものために開発したからだの教材を就学前施設に在籍する児童 (もしくは園児) に展開し, その実施状況から教材および対象者の反応を検討し, 教材評価の示唆を得ることを目的とした. 【方法】対象は, 19施設の園児599名と, 保護者および教職員93名であった. 教材は, からだの知識7系統の紙芝居 (消化器,循環器,呼吸器,運動器,神経,泌尿器,生殖器) および内臓Tシャツであり, 対象施設の教員もしくは研究協力者が好きな系統の教材を選択し展開を行った. 研究デザインは調査研究で, データ収集は, 教材使用者に対象者の属性, 使用教材の種類, 使用目的, 目的達成度, 実施時間, 対象者の反応, 参加者の反応, 教材使用者の感想をアンケートにて行った. 分析は, 統計学的方法 (SPSS15.0J) およびカテゴリー化を行った. 【結果】アンケート回収率は100%, 各項目の回答率は30~100%であった. 対象は, 男子193名, 女子278名, 不明128名で, 保護者は80%以上が母親だった. 教材は, 7系統中4系統 (消化器, 循環器, 泌尿器, 運動器) が使用された. 目的は, 「自分のからだに興味をもって欲しい」であり, 達成度は平均82.8±7.6%, 実施時間は各系統で有意差はなかった (p
ISSN:1344-1922