薬剤師の英語使用の実態と必要性の認識および学部時代の教育への評価に関する調査研究 - 病院と薬局薬剤師の比較

世界のグローバル化が進み, 薬剤師業務における英語の需要が高まる中, 学部英語教育の果たす役割は益々重要となる. この時流に応じた優れた薬剤師養成に資する学部英語教育のあり方を, 薬剤師の実情・実感と学部英語教育との直接的なかかわりから検討するため, 現役薬剤師を対象に1) 「職場での英語使用実態と必要性の認識」, 2) 「学部時代の英語授業内容および有益度の認識」, 3) 「今後の薬剤師の英語技能に関する意識」の3つの区分から成るwebアンケート調査を行った. 最終的に病院薬剤師120名, 薬局薬剤師120名のデータが得られ, 分析は「病院」群と「薬局」群の間の比較として行われた. 結果から...

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Veröffentlicht in:薬学教育 2019-01, Vol.3, p.99-109
Hauptverfasser: 大野拓恵, 加藤隆治, 板倉宏予, 柳本ひとみ, 梅田純代, サムソノー グレゴリー, 山田惠, 黒澤菜穂子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:世界のグローバル化が進み, 薬剤師業務における英語の需要が高まる中, 学部英語教育の果たす役割は益々重要となる. この時流に応じた優れた薬剤師養成に資する学部英語教育のあり方を, 薬剤師の実情・実感と学部英語教育との直接的なかかわりから検討するため, 現役薬剤師を対象に1) 「職場での英語使用実態と必要性の認識」, 2) 「学部時代の英語授業内容および有益度の認識」, 3) 「今後の薬剤師の英語技能に関する意識」の3つの区分から成るwebアンケート調査を行った. 最終的に病院薬剤師120名, 薬局薬剤師120名のデータが得られ, 分析は「病院」群と「薬局」群の間の比較として行われた. 結果から, 病院薬剤師と薬局薬剤師の間で英語の必要性や学部英語教育の評価で違いが生じるのは, 「研究者」としての立ち位置があるか否かによるということ等が示唆されると同時に, 大学薬学部の英語教育への貴重なフィードバックが得られた.
ISSN:2432-4124