金城学院大学薬学部における屋根瓦方式PBLチュートリアル教育

金城学院大学薬学部では, 1年次に「薬学PBL」, 3年次に「薬学TBL」, 4年次に「薬学CBL」を開講し, 段階的・重層的に問題解決能力を養成するカリキュラムとなっている. 特に, 1年次の「薬学PBL」では, 屋根瓦方式の問題解決型学習チュートリアル (以後:PBLチュートリアル) を導入しており, 教員以外に2年生がチュータ役を担当する. 本報告では, その概要とアンケート結果を紹介した. PBLチュートリアルの実施によって, 能動的に学ぶ態度や, レジュメ作成能力, 学習意欲が高まるといった意見の他, 上級生, 同級生とのコミュニケーション能力が向上したといった意見が見られた. 本方...

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Veröffentlicht in:薬学教育 2018-01, Vol.2, p.97-105
1. Verfasser: 矢野玲子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:金城学院大学薬学部では, 1年次に「薬学PBL」, 3年次に「薬学TBL」, 4年次に「薬学CBL」を開講し, 段階的・重層的に問題解決能力を養成するカリキュラムとなっている. 特に, 1年次の「薬学PBL」では, 屋根瓦方式の問題解決型学習チュートリアル (以後:PBLチュートリアル) を導入しており, 教員以外に2年生がチュータ役を担当する. 本報告では, その概要とアンケート結果を紹介した. PBLチュートリアルの実施によって, 能動的に学ぶ態度や, レジュメ作成能力, 学習意欲が高まるといった意見の他, 上級生, 同級生とのコミュニケーション能力が向上したといった意見が見られた. 本方法は1年生だけでなく, 2年生の成長を促す観点からも効果的な手法であると考える.
ISSN:2432-4124