一期的全内視鏡下掻爬洗浄術と低侵襲脊椎安定化術が有効であった胸椎MRSA化膿性脊椎炎の1例

はじめに:保存療法抵抗性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)胸椎化膿性脊椎炎に対して全内視鏡下椎間板掻爬洗浄術(FEDD)と低侵襲脊椎安定化術(MISt)が奏功した症例を報告する.症例:70歳男性,第8/9胸椎化膿性脊椎炎と診断,血液培養からMRSAが検出された.保存療法抵抗性であり,FEDDとMIStを同時に行い,抗生剤を術後6週間継続し感染を鎮静化し得た.結語:胸椎化膿性脊椎炎に対して一期的に行うFEDDとMIStは有効であった....

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Veröffentlicht in:Journal of Spine Research 2021/07/20, Vol.12(7), pp.1002-1006
Hauptverfasser: 斎藤, 大暉, 小野, 孝一郎, 小谷, 直人, 伊藤, 寿彦, 眞島, 任史
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:はじめに:保存療法抵抗性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)胸椎化膿性脊椎炎に対して全内視鏡下椎間板掻爬洗浄術(FEDD)と低侵襲脊椎安定化術(MISt)が奏功した症例を報告する.症例:70歳男性,第8/9胸椎化膿性脊椎炎と診断,血液培養からMRSAが検出された.保存療法抵抗性であり,FEDDとMIStを同時に行い,抗生剤を術後6週間継続し感染を鎮静化し得た.結語:胸椎化膿性脊椎炎に対して一期的に行うFEDDとMIStは有効であった.
ISSN:1884-7137
2435-1563
DOI:10.34371/jspineres.2021-0717