頚椎前方固定術後の嚥下障害に関する前向き研究

頚椎前方術後の嚥下障害発生率とその危険因子の調査を目的に前向き研究を行った.頚椎前方固定術を施行した87例を対象とし,術前後にBazaz Dysphagiaスコア用いた嚥下障害の評価と各種パラメータの計測を行い,嚥下障害の発生率とその危険因子を調べた.嚥下障害は術後1年で25.3%に残った.多変量解析で多椎間固定・C2-7前弯角増加・頚部痛が危険因子として挙げられた.術者によってコントロール可能な危険因子はC2-7前弯角の増加のみであった....

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Veröffentlicht in:Journal of Spine Research 2020/10/20, Vol.11(10), pp.1152-1156
Hauptverfasser: 榊, 経平, 坂井, 顕一郎, 新井, 嘉容, 鳥越, 一郎, 友利, 正樹, 松倉, 遊, 小柳津, 卓哉, 大川, 淳
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:頚椎前方術後の嚥下障害発生率とその危険因子の調査を目的に前向き研究を行った.頚椎前方固定術を施行した87例を対象とし,術前後にBazaz Dysphagiaスコア用いた嚥下障害の評価と各種パラメータの計測を行い,嚥下障害の発生率とその危険因子を調べた.嚥下障害は術後1年で25.3%に残った.多変量解析で多椎間固定・C2-7前弯角増加・頚部痛が危険因子として挙げられた.術者によってコントロール可能な危険因子はC2-7前弯角の増加のみであった.
ISSN:1884-7137
2435-1563
DOI:10.34371/jspineres.2020-1006