胸腰移行部の骨粗鬆症性椎体骨折後後弯症に対する局所矯正固定術の適応についての検討

はじめに:胸腰移行部椎体骨折後後弯に対する局所矯正固定の適応を検討した.対象と方法:局所矯正固定術を行った症例に対してX線パラメータ術前値と最終PI-UIV.LL(上位固定端と仙骨のなす角)の関係を調べた.結果:術前PI-UIV.LL,PTが最終PI-UIV.LLと相関し,ROC曲線で求めた術後PI-UIV.LL≦10°の閾値はそれぞれ33,29°であった.結語:術前PTとPI-UIV.LLから術後矢状面バランスが予想でき,前述の閾値を上回る場合に局所矯正固定を行うべきではないと考えた....

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Veröffentlicht in:Journal of Spine Research 2020/09/20, Vol.11(9), pp.1083-1089
Hauptverfasser: 榊, 経平, 新井, 嘉容, 坂井, 顕一郎, 鳥越, 一郎, 友利, 正樹, 松倉, 遊, 小柳津, 卓哉, 大川, 淳
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:はじめに:胸腰移行部椎体骨折後後弯に対する局所矯正固定の適応を検討した.対象と方法:局所矯正固定術を行った症例に対してX線パラメータ術前値と最終PI-UIV.LL(上位固定端と仙骨のなす角)の関係を調べた.結果:術前PI-UIV.LL,PTが最終PI-UIV.LLと相関し,ROC曲線で求めた術後PI-UIV.LL≦10°の閾値はそれぞれ33,29°であった.結語:術前PTとPI-UIV.LLから術後矢状面バランスが予想でき,前述の閾値を上回る場合に局所矯正固定を行うべきではないと考えた.
ISSN:1884-7137
2435-1563
DOI:10.34371/jspineres.2019-0024