腰椎分離すべり症に伴う椎間孔狭窄に対するfull endoscopic spine surgery―椎体後縁部分切除を伴う椎間孔拡大術

腰椎分離すべり症に伴う椎間孔狭窄症に対するfull-endoscopic spine surgeryでの椎間孔拡大術を7症例に行った.すべり下位椎体後上縁を部分切除することで安全なカニューラ設置とexiting nerve root除圧が同時に得られる術式を考案した.平均術後観察期間12.0ヶ月でJOA scoreは術前平均8.43点から22.4点へ,下肢痛VASは術前平均8.9から2.1へと有意に改善した.術後すべりが進行した症例はみられなかった.初期の1例で術後下肢痛の改善がみられず,除圧不足の診断で再手術(full-endoscopic spine surgery)を行い症状の改善が得ら...

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Veröffentlicht in:Journal of Spine Research 2020/08/20, Vol.11(8), pp.1016-1025
Hauptverfasser: 土田, 隼太郎, 北浜, 義博
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:腰椎分離すべり症に伴う椎間孔狭窄症に対するfull-endoscopic spine surgeryでの椎間孔拡大術を7症例に行った.すべり下位椎体後上縁を部分切除することで安全なカニューラ設置とexiting nerve root除圧が同時に得られる術式を考案した.平均術後観察期間12.0ヶ月でJOA scoreは術前平均8.43点から22.4点へ,下肢痛VASは術前平均8.9から2.1へと有意に改善した.術後すべりが進行した症例はみられなかった.初期の1例で術後下肢痛の改善がみられず,除圧不足の診断で再手術(full-endoscopic spine surgery)を行い症状の改善が得られた.
ISSN:1884-7137
2435-1563
DOI:10.34371/jspineres.2020-0804