頚椎症性脊髄症に対する椎弓形成術後後弯進行の臨床的意義と術前危険因子

はじめに:頚椎症性脊髄症に対する椎弓形成術後の後弯進行に関与する術前危険因子を明らかにした.対象と方法:術後2年間追跡できた57例を中間位ΔC2-7 Cobb角≧5°と<5°の2群間比較し,後弯進行の危険因子の感度・特異度を算出した.結果と結語:後弯進行は11例(19.3%)で生じた.術前C7 slopeが低値であるほど術後の後弯が進行しやすく,そのカットオフ値は26.5°(感度67.4%,特異度72.7%),オッズ比9.3(95%信頼区間:1.78~48.50,p値=0.008)であった....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Journal of Spine Research 2020/05/20, Vol.11(5), pp.858-865
Hauptverfasser: 川崎, 佐智子, 重松, 英樹, 田中, 誠人, 須賀, 佑磨, 山本, 雄介, 田中, 康仁
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:はじめに:頚椎症性脊髄症に対する椎弓形成術後の後弯進行に関与する術前危険因子を明らかにした.対象と方法:術後2年間追跡できた57例を中間位ΔC2-7 Cobb角≧5°と<5°の2群間比較し,後弯進行の危険因子の感度・特異度を算出した.結果と結語:後弯進行は11例(19.3%)で生じた.術前C7 slopeが低値であるほど術後の後弯が進行しやすく,そのカットオフ値は26.5°(感度67.4%,特異度72.7%),オッズ比9.3(95%信頼区間:1.78~48.50,p値=0.008)であった.
ISSN:1884-7137
2435-1563
DOI:10.34371/jspineres.2019-0008