大学教員が推進役となったコミュニティ・ミーティングによる子育て支援のためのソーシャル・キャピタル醸成に関する報告

目的:子育て支援に関するコミュニティ・ミーティング(CMと略す)を用いたアクションリサーチの経過を記述し,ソーシャル・キャピタル(SCと略す)の醸成の点から評価した.本報告では,住民主体の活動推進の技術向上に寄与したい.方法:A地区(人口3,400人)で,地域の子育ての状況把握,CM準備会を行い,CMを住民・行政職員・大学とで協働実施し,CM後に参加者へのアンケート・インタビューを実施した.結果:CMでは子育て当事者の発言から交流の場の必要性が共有され,交流の場の開設方法が検討された.CM後に住民主体で子育て広場が開設された.1年後インタビューでは「CMがきっかけで参加者,団体のつながりが深ま...

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Veröffentlicht in:日本公衆衛生看護学会誌 2017, Vol.6(2), pp.168-177
Hauptverfasser: 金子, 仁子, 佐藤, 美樹, 標, 美奈子, 三輪, 眞知子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:子育て支援に関するコミュニティ・ミーティング(CMと略す)を用いたアクションリサーチの経過を記述し,ソーシャル・キャピタル(SCと略す)の醸成の点から評価した.本報告では,住民主体の活動推進の技術向上に寄与したい.方法:A地区(人口3,400人)で,地域の子育ての状況把握,CM準備会を行い,CMを住民・行政職員・大学とで協働実施し,CM後に参加者へのアンケート・インタビューを実施した.結果:CMでは子育て当事者の発言から交流の場の必要性が共有され,交流の場の開設方法が検討された.CM後に住民主体で子育て広場が開設された.1年後インタビューでは「CMがきっかけで参加者,団体のつながりが深まった」があがった.考察:CMでは参加者間のニーズ共有化が図られ,終了後参加者・地域内の団体のつながりもでき,CMは橋渡し型SC醸成を推進した.子育て広場が開設され,A地区での子育てシステムが強化された.
ISSN:2187-7122
2189-7018
DOI:10.15078/jjphn.6.2_168