鼻咽頭ぬぐい液PCR検査は陰性であったが, 経鼻気管吸引液PCR検査が陽性であったCOVID-19の 1 例
「はじめに」2019年12月に中国 武漢市で発生した新型コロナウイルス(severe acute respiratory syndrome coronavirus 2:SARS-CoV-2)感染症(coronavirus disease-2019:COVID-19)は今や世界中に蔓延している. 感染拡大を防ぐには感染予防のほか的確な診断に基づいた患者の隔離が重要であるが, SARS-CoV-2のPolymerase Chain Reaction(PCR)検査の感度や特異度に関してgold standardとなるものはない. 採取する検体によってもばらつきがあり, 咽頭ぬぐい液や唾液よりも下気道...
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Veröffentlicht in: | 日本病院総合診療医学会雑誌 2022/07/31, Vol.18(4), pp.284-286 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」2019年12月に中国 武漢市で発生した新型コロナウイルス(severe acute respiratory syndrome coronavirus 2:SARS-CoV-2)感染症(coronavirus disease-2019:COVID-19)は今や世界中に蔓延している. 感染拡大を防ぐには感染予防のほか的確な診断に基づいた患者の隔離が重要であるが, SARS-CoV-2のPolymerase Chain Reaction(PCR)検査の感度や特異度に関してgold standardとなるものはない. 採取する検体によってもばらつきがあり, 咽頭ぬぐい液や唾液よりも下気道検体において感度が優れていると報告されている. 今回, 鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab;NPS)でのPCR検査が陰性であったが, 経鼻気管吸引液(Nasotracheal suctioning;NTS)でのPCR検査が陽性であったCOVID-19を経験したので報告する. |
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ISSN: | 2185-8136 2758-7878 |
DOI: | 10.60227/jhgmwabun.18.4_284 |