溶連菌菌血症が先行した化膿性恥骨骨髄炎の 1 例

「はじめに」化膿性骨髄炎のなかでも化膿性恥骨骨髄炎は稀であり, その頻度は1%に満たないと言われ, 診断に難渋した症例も報告されている. 今回筆者らは溶連菌菌血症が先行した化膿性恥骨骨髄炎を経験したため報告する. 「症例」【患者】82歳女性 【主訴】発熱 腰痛 右鼠径部痛 【既往歴】81歳で化膿性肩関節炎 【現病歴】腰痛, 糖尿病, 高血圧あり当院整形外科, 内科通院中であった. X-3日よりの腰痛, 右鼠径部痛あり動けないため救急車でX日当院搬送された. 【身体所見】身長150cm 体重67kg 血圧124/67mmHg 脈拍98回/分 体温38.2 ℃ 頭部から腹部には明らかな所見なし....

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Veröffentlicht in:日本病院総合診療医学会雑誌 2021/07/31, Vol.17(4), pp.437-439
Hauptverfasser: 山之上, 弘樹, 三鬼, 慶太, 鈴木, 尚亨, 中塚, 詔子, 嘉手納, 滿雄, 羽田, 破, 相澤, 信行
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」化膿性骨髄炎のなかでも化膿性恥骨骨髄炎は稀であり, その頻度は1%に満たないと言われ, 診断に難渋した症例も報告されている. 今回筆者らは溶連菌菌血症が先行した化膿性恥骨骨髄炎を経験したため報告する. 「症例」【患者】82歳女性 【主訴】発熱 腰痛 右鼠径部痛 【既往歴】81歳で化膿性肩関節炎 【現病歴】腰痛, 糖尿病, 高血圧あり当院整形外科, 内科通院中であった. X-3日よりの腰痛, 右鼠径部痛あり動けないため救急車でX日当院搬送された. 【身体所見】身長150cm 体重67kg 血圧124/67mmHg 脈拍98回/分 体温38.2 ℃ 頭部から腹部には明らかな所見なし. 右鼠径部に腫脹, 圧痛は認めない.
ISSN:2185-8136
2758-7878
DOI:10.60227/jhgmwabun.17.4_437