咽後膿瘍との鑑別を要した石灰沈着性頸長筋腱炎の 1 症例

症例は 44 歳の男性。頸部の持続痛を主訴に来院した。仏痛が激しいため血液検査,CT,MRIなど施行したところ,咽頭後間伱に液体貯留を認め咽後膿瘍と診断し,抗菌薬投与を行った。手術適応も考慮し高次医療機関へ紹介したが,そこで石灰沈着性頸長筋伳炎と診断された。頸部痛は臨床的によく遭遇する症候の一つであるが,本疾患は未だ周知が十分とは言い難たく,鑑別診断の一つに挙げる必要があると考える。...

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Veröffentlicht in:日本病院総合診療医学会雑誌 2020/11/30, Vol.16(6), pp.470-474
Hauptverfasser: 池田, 啓浩, 明石, 仙姫, 藤井, 高幸, 佐藤, 晴紀, 中島, 詩織
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は 44 歳の男性。頸部の持続痛を主訴に来院した。仏痛が激しいため血液検査,CT,MRIなど施行したところ,咽頭後間伱に液体貯留を認め咽後膿瘍と診断し,抗菌薬投与を行った。手術適応も考慮し高次医療機関へ紹介したが,そこで石灰沈着性頸長筋伳炎と診断された。頸部痛は臨床的によく遭遇する症候の一つであるが,本疾患は未だ周知が十分とは言い難たく,鑑別診断の一つに挙げる必要があると考える。
ISSN:2185-8136
2758-7878
DOI:10.60227/jhgmwabun.16.6_470