傍腫瘍症候群として発症したと考えられた免疫介在性壊死性筋症の高齢女性
「はじめに」自己免疫機序により筋障害が引き起こされる疾患は特発性炎症性筋疾患と呼ばれるが, 壊死再生線維の多発を認め, 炎症性リンパ球浸潤の乏しい病理像を特徴する一群を, 免疫介在性壊死性筋症(Immune-Mediated Necrotizing Myopathy;IMNM)という概念で提唱されるようになった. その中で, 抗signal recognition particle(SRP)抗体陽性例は他の病型と比較して癌との関連は少ないといわれてきたが, 今回担癌との関連が示唆された抗SRP抗体陽性壊死性筋症(SRP筋症)の高齢女性例を経験したので報告する. 「症例」【患者】87歳女性 【主...
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Veröffentlicht in: | 日本病院総合診療医学会雑誌 2020/01/31, Vol.16(1), pp.36-37 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」自己免疫機序により筋障害が引き起こされる疾患は特発性炎症性筋疾患と呼ばれるが, 壊死再生線維の多発を認め, 炎症性リンパ球浸潤の乏しい病理像を特徴する一群を, 免疫介在性壊死性筋症(Immune-Mediated Necrotizing Myopathy;IMNM)という概念で提唱されるようになった. その中で, 抗signal recognition particle(SRP)抗体陽性例は他の病型と比較して癌との関連は少ないといわれてきたが, 今回担癌との関連が示唆された抗SRP抗体陽性壊死性筋症(SRP筋症)の高齢女性例を経験したので報告する. 「症例」【患者】87歳女性 【主訴】高Creatine Kinase(CK)血症 【既往歴】右大腿骨頸部骨折 |
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ISSN: | 2185-8136 2758-7878 |
DOI: | 10.60227/jhgmwabun.16.1_36 |