Streptococcus anginosus菌血症を伴った門脈血栓の 1 例
「はじめに」門脈血栓症は, 血栓形成が進展すると肝不全や腸管壊死により致死的となるため早期診断, 早期治療開始が必要となる. 今回我々はStreptococcus anginosus菌血症を伴う門脈血栓の1例を経験したため報告する. 「症例」67歳男性. 食欲不振, 下痢で近医受診したが, その後も下痢, 食欲不振が続くため当院に救急車で搬送された. 来院時現症は血圧105/80mmHg, 脈拍96/分, 体温35.1℃, 呼吸数18/分, 来院時意識レベルJCS1-1, 腹部平坦軟で圧痛は認めない. 検査所見はWBC 30500, CRP 17.07mg/dL, AST 48U/L, ALT...
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Veröffentlicht in: | 日本病院総合診療医学会雑誌 2019/05/31, Vol.15(3), pp.161-163 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」門脈血栓症は, 血栓形成が進展すると肝不全や腸管壊死により致死的となるため早期診断, 早期治療開始が必要となる. 今回我々はStreptococcus anginosus菌血症を伴う門脈血栓の1例を経験したため報告する. 「症例」67歳男性. 食欲不振, 下痢で近医受診したが, その後も下痢, 食欲不振が続くため当院に救急車で搬送された. 来院時現症は血圧105/80mmHg, 脈拍96/分, 体温35.1℃, 呼吸数18/分, 来院時意識レベルJCS1-1, 腹部平坦軟で圧痛は認めない. 検査所見はWBC 30500, CRP 17.07mg/dL, AST 48U/L, ALT 51U/L, LDH 322U/L, ALP 1486U/L, GTP 262U/L, BUN 170.6mg/dL, Cr 12.04mg/dL, Glu 162mg/dL, Protein C活性46%, Protein C抗原量43%. |
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ISSN: | 2185-8136 2758-7878 |
DOI: | 10.60227/jhgmwabun.15.3_161 |