腹部エコー及びCTで診断し保存的に加療した原発性腹膜垂炎の 1 例

「はじめに」原発性腹膜垂炎は腹膜垂に炎症を起こした疾患で, 比較的希と言われていたが画像診断による診断能力が向上し報告は増加傾向にある. 我々は特徴的な画像所見より原発性腹膜垂炎と診断し, 外来通院のみで治療した1例を経験したので報告する. 「症例」30歳男性. 201X年5月29日より発熱, 下腹部痛, 右上顎歯肉の疼痛出現, 右上智歯周囲炎としてクラブラン酸カリウム/アモキシリンで経過をみていた. 上顎の疼痛は改善したが下腹部痛の改善がないため6月2日再度当院の外来を受診した....

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Veröffentlicht in:日本病院総合診療医学会雑誌 2017/11/30, Vol.13(3), pp.44-45
Hauptverfasser: 山之上, 弘樹, 三鬼, 慶太, 鈴木, 尚亨, 中塚, 詔子, 相澤, 信行
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」原発性腹膜垂炎は腹膜垂に炎症を起こした疾患で, 比較的希と言われていたが画像診断による診断能力が向上し報告は増加傾向にある. 我々は特徴的な画像所見より原発性腹膜垂炎と診断し, 外来通院のみで治療した1例を経験したので報告する. 「症例」30歳男性. 201X年5月29日より発熱, 下腹部痛, 右上顎歯肉の疼痛出現, 右上智歯周囲炎としてクラブラン酸カリウム/アモキシリンで経過をみていた. 上顎の疼痛は改善したが下腹部痛の改善がないため6月2日再度当院の外来を受診した.
ISSN:2185-8136
2758-7878
DOI:10.60227/jhgmwabun.13.3_44