輸液と栄養の管理
「ポイント」(1) 輸液および栄養管理の目的は, 患者の予後やADLの改善である. (2) 輸液管理では, 患者の水分と電解質バランスの異常を推測し, 適切な輸液を選択して補正する. (3) 栄養管理では, まず栄養スクリーニング・アセスメントを行い, 次に栄養計画を立案する. 治療開始後は, モニタリングと効果判定を行いながら栄養計画を適宜修正していく. 「はじめに」輸液・栄養管理は, 病棟や救急外来などで活躍する病院総合医に必須のマネジメントスキルである. 輸液は主に急性期診療において, 栄養管理は入院診療において重要である. 水分・電解質の異常の補正や, 栄養管理ができなければ, 患者の...
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Veröffentlicht in: | 日本病院総合診療医学会雑誌 2017/07/31, Vol.13(1), pp.42-45 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「ポイント」(1) 輸液および栄養管理の目的は, 患者の予後やADLの改善である. (2) 輸液管理では, 患者の水分と電解質バランスの異常を推測し, 適切な輸液を選択して補正する. (3) 栄養管理では, まず栄養スクリーニング・アセスメントを行い, 次に栄養計画を立案する. 治療開始後は, モニタリングと効果判定を行いながら栄養計画を適宜修正していく. 「はじめに」輸液・栄養管理は, 病棟や救急外来などで活躍する病院総合医に必須のマネジメントスキルである. 輸液は主に急性期診療において, 栄養管理は入院診療において重要である. 水分・電解質の異常の補正や, 栄養管理ができなければ, 患者の予後やQOLなどに悪影響を与えることになる. この章では, 基本的な輸液および栄養管理について記載する. 詳細は静脈経腸栄養ガイドライン (第3版) や輸液の教科書などを参考にしていただきたい. |
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ISSN: | 2185-8136 2758-7878 |
DOI: | 10.60227/jhgmwabun.13.1_42 |