『何でもみれるスーパーDr』という虚像にさようなら 〜知的好奇心に忠実な内科医をめざす

筆者は新制度の「総合診療専門医」にこれまで関心がなかった。現時点(シンポジウム開催時)で想定されている総合診療専門医となるためのプログラムを調べたところ,プライマリケア連合学会が主導で作成していることがわかった。内容は家庭医療専門医を養成しようとするものであると感じたので,名称の点で少し違和感を覚えた。これは,内容への不信や疑義ではない。私自身は,総合病院で総合内科を実践しているが,自身の所属する診療科名が「総合診療科」であるために,誤解を招くことになるのではと思った。総合病院の総合内科診療はこれからも必要であると考える。筆者自身のめざす内科医像についても述べた。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本病院総合診療医学会雑誌 2015/06/30, Vol.8(2), pp.30-32
1. Verfasser: 國松, 淳和
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:筆者は新制度の「総合診療専門医」にこれまで関心がなかった。現時点(シンポジウム開催時)で想定されている総合診療専門医となるためのプログラムを調べたところ,プライマリケア連合学会が主導で作成していることがわかった。内容は家庭医療専門医を養成しようとするものであると感じたので,名称の点で少し違和感を覚えた。これは,内容への不信や疑義ではない。私自身は,総合病院で総合内科を実践しているが,自身の所属する診療科名が「総合診療科」であるために,誤解を招くことになるのではと思った。総合病院の総合内科診療はこれからも必要であると考える。筆者自身のめざす内科医像についても述べた。
ISSN:2185-8136
2758-7878
DOI:10.60227/jhgmwabun.8.2_30