気中ラドン濃度簡易測定器の開発
「I はじめに」ラドン (222Rnを意味する) は, 大気中, 水中を問わず, どこにでも存在している自然由来の放射性気体である. そのために, 原子力発電所や放射性物質取り扱い施設等の通常の放射線管理では, ラドンとその短寿命壊変生成核種はバックグラウンド放射線の主な線源として注意を怠ってはならない核種となっている. その測定器は, 管理の現場では比較的大型の設置型測定器が主である. 可搬型の測定器も用いられることがあるが, 取り扱いにはある程度の知識が欠かせない. いずれもポンプとAC電源か容量の大きいバッテリーを必要とし, 測定値が得られるまで早くても1~2時間を要するなど, 現在使わ...
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Veröffentlicht in: | 保健物理 2010, Vol.45(3), pp.244-252 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I はじめに」ラドン (222Rnを意味する) は, 大気中, 水中を問わず, どこにでも存在している自然由来の放射性気体である. そのために, 原子力発電所や放射性物質取り扱い施設等の通常の放射線管理では, ラドンとその短寿命壊変生成核種はバックグラウンド放射線の主な線源として注意を怠ってはならない核種となっている. その測定器は, 管理の現場では比較的大型の設置型測定器が主である. 可搬型の測定器も用いられることがあるが, 取り扱いにはある程度の知識が欠かせない. いずれもポンプとAC電源か容量の大きいバッテリーを必要とし, 測定値が得られるまで早くても1~2時間を要するなど, 現在使われているダストモニタ関係の測定器には, たとえばガンマ線用サーベイメータのような簡便性と機敏性が不足している. |
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ISSN: | 0367-6110 1884-7560 |
DOI: | 10.5453/jhps.45.244 |