外来がん化学療法患者に対する診察後から診察前への薬剤師面談の変更とその効果

「要旨和訳」愛媛大学医学部附属病院では, 2016年6月より消化管・腫瘍外科の外来がん化学療法施行患者を対象に, 薬剤師による面談を診察後から前へ変更した. そこで, 診察前面談の有用性を評価し, 改善点を明らかにすることを目的に変更前後6カ月間(前:2015年12月~2016年5月, 後:2016年7月~12月)を比較検討した. 変更前は延べ84名中47名, 変更後は延べ139名中70名に面談を実施した. 提案割合は変更前(23.4%, 11/47名)と比較して変更後(40.0%, 28/70名)で増加し, 医師に当日採択された割合も変更後有意に上昇した(診察後面談:54.5%, 6/11件...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本臨床腫瘍薬学会雑誌 2019-04, Vol.10, p.1-7
Hauptverfasser: 芳野知栄, 田坂友紀, 小池香苗, 矢野安樹子, 白石沙弥, 河添仁, 山本祐司, 井門敬子, 田中守, 飛鷹範明, 田中亮裕, 渡部祐司, 荒木博陽
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨和訳」愛媛大学医学部附属病院では, 2016年6月より消化管・腫瘍外科の外来がん化学療法施行患者を対象に, 薬剤師による面談を診察後から前へ変更した. そこで, 診察前面談の有用性を評価し, 改善点を明らかにすることを目的に変更前後6カ月間(前:2015年12月~2016年5月, 後:2016年7月~12月)を比較検討した. 変更前は延べ84名中47名, 変更後は延べ139名中70名に面談を実施した. 提案割合は変更前(23.4%, 11/47名)と比較して変更後(40.0%, 28/70名)で増加し, 医師に当日採択された割合も変更後有意に上昇した(診察後面談:54.5%, 6/11件 vs 診察前面談:100.0%, 39/39件, p
ISSN:2189-129X