当院での急性血液浄化療法に対するリスクマネージメント: 臨床工学技士による一括管理
急性血液浄化療法は救急・集中治療領域において必要不可欠な治療法となっている。持続的腎機能代替療法(CRRT)をはじめとする急性血液浄化療法は比較的容易に導入可能なため施行件数も増加傾向にあるが,適応病態は多岐に渡り,施行時間は長期間に及ぶことが多く,施行中における安全管理が重要となってくる。当院では導入,返血,アラーム・トラブル対応など装置の操作におけるすべての業務について臨床工学技士(CE)が昼夜問わず一括管理しており,医師および看護師は個々の業務に専念することができている。また,診療初期の段階からチームに介入し,CEの専門性を生かすことによって,患者の医療安全の確保および質の高い治療の提供...
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Veröffentlicht in: | 日本急性血液浄化学会雑誌 2014/12/01, Vol.5(2), pp.164-168 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 急性血液浄化療法は救急・集中治療領域において必要不可欠な治療法となっている。持続的腎機能代替療法(CRRT)をはじめとする急性血液浄化療法は比較的容易に導入可能なため施行件数も増加傾向にあるが,適応病態は多岐に渡り,施行時間は長期間に及ぶことが多く,施行中における安全管理が重要となってくる。当院では導入,返血,アラーム・トラブル対応など装置の操作におけるすべての業務について臨床工学技士(CE)が昼夜問わず一括管理しており,医師および看護師は個々の業務に専念することができている。また,診療初期の段階からチームに介入し,CEの専門性を生かすことによって,患者の医療安全の確保および質の高い治療の提供が可能になると考えている。各種急性血液浄化療法に精通したCEが常に一括管理することにより,迅速かつ正確で安全な治療を実施することが可能であり,急性血液浄化療法におけるリスクマネージメントとして有用であると考える。 |
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ISSN: | 2185-1085 2434-219X |
DOI: | 10.34325/jsbpcc.5.2_164 |