持続的腎機能代替療法における安全かつ長時間使用できる血液回路の検討
持続的腎機能代替療法(continuous renal replacement therapy:CRRT)は救急・集中治療領域をはじめ,血行動態が不安定な腎機能低下症例に対して,長時間にわたり施行される治療法である。体外循環を利用した治療法であるために,回路内凝固はCRRT治療時における頻度の高いトラブルとされる。よって,そのトラブルを最小限に抑えるためには,治療に用いられる各種デバイスの特徴を理解して,凝固をきたしにくい血液回路を追求する必要がある。そこで,CRRTにおける各種血液回路の異なる部材の影響を比較し,安全かつ長時間使用できるための血液回路の条件を検討した。その結果,血液回路充填量...
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Veröffentlicht in: | 日本急性血液浄化学会雑誌 2012/06/01, Vol.3(1), pp.8-13 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 持続的腎機能代替療法(continuous renal replacement therapy:CRRT)は救急・集中治療領域をはじめ,血行動態が不安定な腎機能低下症例に対して,長時間にわたり施行される治療法である。体外循環を利用した治療法であるために,回路内凝固はCRRT治療時における頻度の高いトラブルとされる。よって,そのトラブルを最小限に抑えるためには,治療に用いられる各種デバイスの特徴を理解して,凝固をきたしにくい血液回路を追求する必要がある。そこで,CRRTにおける各種血液回路の異なる部材の影響を比較し,安全かつ長時間使用できるための血液回路の条件を検討した。その結果,血液回路充填量を少なくすること,動脈側エアートラップチャンバー形状を空気の接触を極力少なくするとともに容量を小さくすることが,血液回路life-timeの延長に効果的であった。 |
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ISSN: | 2185-1085 2434-219X |
DOI: | 10.34325/jsbpcc.3.1_8 |