Short femoral nail理想的挿入位置の3Dテンプレーティングソフトによる検討

目的 : 大腿骨転子部骨折においてshort femoral nail (SFN) の理想的な挿入位置は明らかでない。そこで3Dテンプレーティングソフトを使用しSFNの理想的な挿入位置を検討した。方法 : 人工股関節全置換術を施行された患者のうち, 健側が正常大腿骨である47例を対象とした。術前CTデータから大腿骨の3D骨モデルを作成し, SFNの挿入シミュレーションを施行した。SFNを近位髄腔中心に挿入する群 (中心群) と可能な限り前方から挿入する群 (前方群) でSFNの大転子での挿入位置, 頚部でのラグスクリュー (LS) の通過位置, 頚部後方からLSの距離, LSの逸脱の有無を比較...

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Veröffentlicht in:日本関節病学会誌 2021, Vol.40(2), pp.89-93
Hauptverfasser: 西村, 愛世, 加畑, 多文, 吉谷, 純哉, 楫野, 良知, 井上, 大輔, 大森, 隆昭, 上岡, 顕, 山室, 裕紀, 谷中, 惇, 土屋, 弘行, 徳海, 裕史
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的 : 大腿骨転子部骨折においてshort femoral nail (SFN) の理想的な挿入位置は明らかでない。そこで3Dテンプレーティングソフトを使用しSFNの理想的な挿入位置を検討した。方法 : 人工股関節全置換術を施行された患者のうち, 健側が正常大腿骨である47例を対象とした。術前CTデータから大腿骨の3D骨モデルを作成し, SFNの挿入シミュレーションを施行した。SFNを近位髄腔中心に挿入する群 (中心群) と可能な限り前方から挿入する群 (前方群) でSFNの大転子での挿入位置, 頚部でのラグスクリュー (LS) の通過位置, 頚部後方からLSの距離, LSの逸脱の有無を比較した。結果 : SFNの大転子での挿入位置は中心群, 前方群でそれぞれ後方から平均33.2%, 47.7%であり, LSの頚部での通過位置は後方から平均31.2%, 49.2%と中心群で有意に後方であった (P
ISSN:1883-2873
1884-9067
DOI:10.11551/jsjd.40.89