径40mm以上の大径骨頭を用いた人工股関節全置換術の中期成績の検討
目的 : 大径骨頭 (径40mm以上) を用いた人工股関節全置換術 (THA) の中期成績を調査した。方法 : 調査対象は当科で大径骨頭を用いたTHAを施行し5年以上経過した全57股のうち, 術後5年未満で脱落した12股 (Cup脱転による再置換1股, 術後骨盤骨折1股を含む) を除いた45股 (手術時平均年齢72歳)。全例Stryker社インプラント (摺動面はTrident X3 polyethyleneとBiolox delta head) を使用し, Cup外径は52±2.5mm (全例50mm以上), 骨頭径は40mm (32股) または44mm (13股)。術前と最終調査時の日本整...
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Veröffentlicht in: | 日本関節病学会誌 2020, Vol.39(4), pp.371-378 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 目的 : 大径骨頭 (径40mm以上) を用いた人工股関節全置換術 (THA) の中期成績を調査した。方法 : 調査対象は当科で大径骨頭を用いたTHAを施行し5年以上経過した全57股のうち, 術後5年未満で脱落した12股 (Cup脱転による再置換1股, 術後骨盤骨折1股を含む) を除いた45股 (手術時平均年齢72歳)。全例Stryker社インプラント (摺動面はTrident X3 polyethyleneとBiolox delta head) を使用し, Cup外径は52±2.5mm (全例50mm以上), 骨頭径は40mm (32股) または44mm (13股)。術前と最終調査時の日本整形外科学会股関節機能判定基準 (JOA score) を調査し, Roentgen Monographic Analysis (Roman) Ver. 1.70を用いて術後1年時および最終調査時の股関節正面単純X線像における骨頭中心の位置の差をsteady-state phaseにおけるpolyethylene線摩耗量として計測し, 定常線摩耗率を算出した。結果 : 術後観察期間は72±9.6か月であり, 調査対象45股の中に脱臼, 再置換はなかった。JOA scoreは術前52.3±15.2点, 最終調査時84.0±12.2点で有意に改善した (P |
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ISSN: | 1883-2873 1884-9067 |
DOI: | 10.11551/jsjd.39.371 |