高度内反変形膝に対する人工膝関節置換術時に自家骨移植術を行った症例の術後臨床評価
「はじめに」内側型変形性膝関節症あるいは脛骨内側顆部骨壊死症では高度内反膝を伴い, 人工膝関節置換術(TKA)の際に脛骨内側顆部に大きな骨欠損を伴うことがある. 骨欠損への対処法としては, 骨セメントを充填する方法, 自家骨あるいは他家骨を一塊にして移植する方法, 金属補填材を用いる方法などが行われているが, 我々は, bone stock をできるだけ温存するという方針で, 3mm以上の骨欠損にはすべて自家骨移植を用いたTKAを行ってきた. これまで, 脛骨関節面の骨切除後に内側になお10mm以上の骨欠損が残存した症例に対する骨移植後の, 移植骨のX線評価について良好な成績を報告してきたが,...
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Veröffentlicht in: | 日本関節病学会誌 2019, Vol.38(2), pp.121-125 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」内側型変形性膝関節症あるいは脛骨内側顆部骨壊死症では高度内反膝を伴い, 人工膝関節置換術(TKA)の際に脛骨内側顆部に大きな骨欠損を伴うことがある. 骨欠損への対処法としては, 骨セメントを充填する方法, 自家骨あるいは他家骨を一塊にして移植する方法, 金属補填材を用いる方法などが行われているが, 我々は, bone stock をできるだけ温存するという方針で, 3mm以上の骨欠損にはすべて自家骨移植を用いたTKAを行ってきた. これまで, 脛骨関節面の骨切除後に内側になお10mm以上の骨欠損が残存した症例に対する骨移植後の, 移植骨のX線評価について良好な成績を報告してきたが, 今回は術後2年以上経過した症例の術後臨床評価について検討した. なお, 脛骨関節面の骨切除は, bone stock をできるだけ温存するという観点からも, 通常のTKAと同様に外側関節面から10mm深部で行っている. |
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ISSN: | 1883-2873 1884-9067 |
DOI: | 10.11551/jsjd.38.121 |