2種類のTKA術中イメージフリーナビゲーションにおける足関節中心認識の差

「はじめに」人工膝関節置換術(total knee arthroplasty: TKA)において, 良好な術後成績を得るためには良好な軟部組織バランスと, 正確な骨切りによる良好な下肢アライメントの獲得が必須である. 特にアライメントに関しては正しくインプラントを設置しないと, abnormal wearやmechanical loosening, 膝蓋骨の脱臼などにつながると報告されている. しかしながら, 従来型のデバイスを用いた骨切りでは熟練した術者が手術を行っても, 3度以上のoutlierが約1割に生じると報告されてきた. ナビゲーションはこのような従来法では解決しがたい骨切りやイン...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本関節病学会誌 2017, Vol.36(1), pp.27-32
Hauptverfasser: 前田, 亨, 加藤, 貴士, 加畑, 多文, 楫野, 良知, 井上, 大輔, 山本, 崇史, 高木, 知治, 大森, 隆昭, 土屋, 弘行
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」人工膝関節置換術(total knee arthroplasty: TKA)において, 良好な術後成績を得るためには良好な軟部組織バランスと, 正確な骨切りによる良好な下肢アライメントの獲得が必須である. 特にアライメントに関しては正しくインプラントを設置しないと, abnormal wearやmechanical loosening, 膝蓋骨の脱臼などにつながると報告されている. しかしながら, 従来型のデバイスを用いた骨切りでは熟練した術者が手術を行っても, 3度以上のoutlierが約1割に生じると報告されてきた. ナビゲーションはこのような従来法では解決しがたい骨切りやインプラント設置の精度を向上させうる有用なツールである. しかしながら, 高コストであるため, これまでナビゲーションの使用はごく一部の施設に限られてきた. 近年, 比較的安価に使用できるポータブルナビゲーションが使用可能となり, 今後その普及が予想される.
ISSN:1883-2873
1884-9067
DOI:10.11551/jsjd.36.27