内側開大式高位脛骨骨切り術における開大部骨形成に関する放射線学的検討

「はじめに」ロッキングプレートであるTomoFix(TM)(DePuy Synthes社)を用いた内側開大式高位脛骨骨切り術(opening-wedge high tibial osteotomy; OWHTO)は内側型変形性膝関節症(内側型OA膝)や大腿骨内顆骨壊死(osteonecrosis; ON)に対する手術療法として, 良好な短・中期成績が報告されている. OWHTOにおいて, 開大部に人工骨移植や自家骨移植を施行している報告が少なくないが, 著者らは開大部に骨移植を行わずOWHTOを施行している. OWHTO術後の骨開大部における骨形成を経時的に詳細に検討した報告は少なく, さらに...

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Veröffentlicht in:日本関節病学会誌 2016, Vol.35(2), pp.143-148
Hauptverfasser: 五嶋, 謙一, 澤口, 毅, 坂越, 大悟, 重本, 顕史, 島, 洋祐, 井上, 大輔
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」ロッキングプレートであるTomoFix(TM)(DePuy Synthes社)を用いた内側開大式高位脛骨骨切り術(opening-wedge high tibial osteotomy; OWHTO)は内側型変形性膝関節症(内側型OA膝)や大腿骨内顆骨壊死(osteonecrosis; ON)に対する手術療法として, 良好な短・中期成績が報告されている. OWHTOにおいて, 開大部に人工骨移植や自家骨移植を施行している報告が少なくないが, 著者らは開大部に骨移植を行わずOWHTOを施行している. OWHTO術後の骨開大部における骨形成を経時的に詳細に検討した報告は少なく, さらに骨形成評価の定義も明確にされていなかった. そこで我々は, 開大部が完全に新生骨で充填される部位をgap fillingしていると定義し, 骨開大部を外側ヒンジならびに外側から4つの部位に分けgap fillingの進行度を評価する開大部骨形成評価法を報告した.
ISSN:1883-2873
1884-9067
DOI:10.11551/jsjd.35.143