肝硬変を有する両側大腿骨頭壊死症に対して両側同時筋腱温存人工股関節全置換術 (MIS-THA) を施行した1例
「はじめに」近年, 医療の進歩とともに肝機能障害を伴った患者に対する整形外科手術が増加している. 肝硬変患者に対する手術では易出血性, 易感染性などの合併症発生リスクが高いことがすでに報告されているものの, 肝硬変を有する変形性股関節症に対して施行されたセメント人工股関節全置換術 (total hip arthroplasty : 以下THA) の術後成績の報告は少ない. 以前我々は, 肝硬変を有する変形性股関節症に対してセメントTHAを施行し, 良好な成績を得た1例を経験したが, 今回肝硬変を有する両側大腿骨頭壊死症に対してMIS-AL-Supine approach (仰臥位Watson-...
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Veröffentlicht in: | 日本関節病学会誌 2014-12, Vol.33 (4), p.501-504 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」近年, 医療の進歩とともに肝機能障害を伴った患者に対する整形外科手術が増加している. 肝硬変患者に対する手術では易出血性, 易感染性などの合併症発生リスクが高いことがすでに報告されているものの, 肝硬変を有する変形性股関節症に対して施行されたセメント人工股関節全置換術 (total hip arthroplasty : 以下THA) の術後成績の報告は少ない. 以前我々は, 肝硬変を有する変形性股関節症に対してセメントTHAを施行し, 良好な成績を得た1例を経験したが, 今回肝硬変を有する両側大腿骨頭壊死症に対してMIS-AL-Supine approach (仰臥位Watson-Jones変法, anterolateral-supine approach : 以下ALSA) による両側同時筋腱温存THA (以下MIS-THA) を施行した1例を経験したので報告する. |
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ISSN: | 1883-2873 |