TKA術中ギャップ計測Knee-BalancerとSpacerの比較検討

「はじめに」人工膝関節全置換術 (以下TKA) において, 術中の正確な骨切りと適切なギャップを作成することは最も重要である. ギャップの研究や評価法は, 諸家によって多数報告があるが, 各々の利点・欠点があり, 未だ一定の見解は得られていない. 当院では, 以前はKnee-balancerを用いて, 30lbs・40lbsで各々にギャップ計測を行っていたが, 現在はSpacerを用いてギャップ計測を行っている. 本研究の目的は, これらKnee-balancer及びSpacerによる計測結果をretrospectiveに比較し検討することである. 「対象と方法」対象は, Stryker社製K...

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Veröffentlicht in:日本関節病学会誌 2012, Vol.31 (2), p.129-134
Hauptverfasser: 福田秀明, 金山竜沢, 老沼和弘, 白土英明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」人工膝関節全置換術 (以下TKA) において, 術中の正確な骨切りと適切なギャップを作成することは最も重要である. ギャップの研究や評価法は, 諸家によって多数報告があるが, 各々の利点・欠点があり, 未だ一定の見解は得られていない. 当院では, 以前はKnee-balancerを用いて, 30lbs・40lbsで各々にギャップ計測を行っていたが, 現在はSpacerを用いてギャップ計測を行っている. 本研究の目的は, これらKnee-balancer及びSpacerによる計測結果をretrospectiveに比較し検討することである. 「対象と方法」対象は, Stryker社製Knee-balancerにて, 30lbsと40lbsの両方でギャップ計測を行った92例110膝と, 1mm単位で計測可能なSpacerを用いて計測を行った95例120膝を対象とした.
ISSN:1883-2873