人工股関節全置換術後の早期運動機能と歩行能力との関係
「はじめに」人工股関節全置換術 (Total hip Arthroplasty:以下THA) は, 股関節疾患患者において関節の無痛性, 支持性, 可動性を再獲得するために非常に有効な手術である. THAを施行される多くの症例は変形性股関節症であり, 股関節外転筋力の量的筋力低下のみならず質的筋力低下も報告されている. また変形性股関節症では外転筋力の低下だけでなく, 大腿四頭筋の筋力低下も報告されており, THA術後大腿四頭筋筋力の変化にも注意する必要が示唆されている. 当院におけるTHA後の理学療法は, 多くの施設で行われているのと同様に, クリニカルパスに沿って実施しているが, 実際は個...
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Veröffentlicht in: | 日本関節病学会誌 2011, Vol.30 (2), p.147-152 |
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Hauptverfasser: | , , , , , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」人工股関節全置換術 (Total hip Arthroplasty:以下THA) は, 股関節疾患患者において関節の無痛性, 支持性, 可動性を再獲得するために非常に有効な手術である. THAを施行される多くの症例は変形性股関節症であり, 股関節外転筋力の量的筋力低下のみならず質的筋力低下も報告されている. また変形性股関節症では外転筋力の低下だけでなく, 大腿四頭筋の筋力低下も報告されており, THA術後大腿四頭筋筋力の変化にも注意する必要が示唆されている. 当院におけるTHA後の理学療法は, 多くの施設で行われているのと同様に, クリニカルパスに沿って実施しているが, 実際は個々の症例の下肢運動機能により歩行獲得時期には若干の違いがある. 今回我々は, 術前術後の下肢運動機能の変化と四輪型歩行器歩行とT字杖歩行開始時期との関係を明らかにすることを研究目的とした. |
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ISSN: | 1883-2873 |