セルフケアを目的とした高齢者の足の手入れプログラムの開発
「はじめに」高齢期において歩行機能の保持は介護予防の観点から極めて重要である. 歩行には, 足爪・足趾の状態がよく, それらの機能を有効に使うことが重要である. 高齢者は加齢に伴う生理的変化によりセルフケア不足に陥りやすく足の問題は増加傾向にあり, 足部・足爪の異常は下肢筋力や転倒への影響がある. 足の手入れについては, 医療者が要支援・要介護高齢者に実施したことによる効果は報告されているが, 高齢者自らが行う足の手入れについて報告は少ない. 健康な高齢者への予防的なケアとして, 都市部在住高齢者への2時間のフットケア講座, 老人会に所属する高齢者への3か月ごと段階的な知識や足指体操方法を提供...
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Veröffentlicht in: | 金沢大学つるま保健学会誌 2015-07, Vol.39 (1), p.129-132 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」高齢期において歩行機能の保持は介護予防の観点から極めて重要である. 歩行には, 足爪・足趾の状態がよく, それらの機能を有効に使うことが重要である. 高齢者は加齢に伴う生理的変化によりセルフケア不足に陥りやすく足の問題は増加傾向にあり, 足部・足爪の異常は下肢筋力や転倒への影響がある. 足の手入れについては, 医療者が要支援・要介護高齢者に実施したことによる効果は報告されているが, 高齢者自らが行う足の手入れについて報告は少ない. 健康な高齢者への予防的なケアとして, 都市部在住高齢者への2時間のフットケア講座, 老人会に所属する高齢者への3か月ごと段階的な知識や足指体操方法を提供などの報告があるが, 継続者は5割未満, 実施率は3割であった. 一方, ディサービスを利用する高齢者に週1回の指導と自宅でのフットケアを3か月実施した場合には, 全員の継続と効果が報告されている. |
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ISSN: | 1346-8502 |