SPME Arrow-GC-MS分析を用いた香気成分プロファイルの解析

におい評価の機器分析ではガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)が主に使用される.におい分析でのGC-MSの前処理としては,その簡便性から固相マイクロ抽出(SPME)法が頻用される.しかし,SPME法は液相量が限られており微量成分の感度が足りない,また,機械的耐久性が低いという課題があった.近年,SPMEの利点を残しながら,これらの課題を解決したSPME Arrowが開発された.本稿では,SPME Arrowの特長とその特長を活かした分析事例について解説した....

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Veröffentlicht in:におい・かおり環境学会誌 2021/07/25, Vol.52(4), pp.206-218
1. Verfasser: 河村, 和広
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:におい評価の機器分析ではガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)が主に使用される.におい分析でのGC-MSの前処理としては,その簡便性から固相マイクロ抽出(SPME)法が頻用される.しかし,SPME法は液相量が限られており微量成分の感度が足りない,また,機械的耐久性が低いという課題があった.近年,SPMEの利点を残しながら,これらの課題を解決したSPME Arrowが開発された.本稿では,SPME Arrowの特長とその特長を活かした分析事例について解説した.
ISSN:1348-2904
1349-7847
DOI:10.2171/jao.52.206