特集にあたって 臭気判定士の仕事

平成8年に「臭気判定士」が国家資格として新設されて今年で18年 (前身の環境省認可資格「臭気判定技士」からは21年) が経過する. また, 当該協会誌が臭気判定士の特集 (Vol. 29 No. 2 1998. 3) を組んでからも16年が経過する. この決して短くはない年月の推移とともに, 環境保全に対する社会的要求は多種多様化が進み, その求められる質はますます高くなる傾向にある. はたして, それは「におい・かおり環境」に対しても当てはまるのであろうか. そこで, このような背景をふまえて, 産・官・学の多岐に渡る分野において, 臭気判定士として活躍されている方々から, 臭気判定士の資格...

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Veröffentlicht in:におい・かおり環境学会誌 2014-05, Vol.45 (3), p.177-178
1. Verfasser: 佐々木静郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:平成8年に「臭気判定士」が国家資格として新設されて今年で18年 (前身の環境省認可資格「臭気判定技士」からは21年) が経過する. また, 当該協会誌が臭気判定士の特集 (Vol. 29 No. 2 1998. 3) を組んでからも16年が経過する. この決して短くはない年月の推移とともに, 環境保全に対する社会的要求は多種多様化が進み, その求められる質はますます高くなる傾向にある. はたして, それは「におい・かおり環境」に対しても当てはまるのであろうか. そこで, このような背景をふまえて, 産・官・学の多岐に渡る分野において, 臭気判定士として活躍されている方々から, 臭気判定士の資格を取得した動機, これまでの業務, 現在取り組んでいる業務, 今後臭気判定士にどのようなことが求められているのかなどについてご執筆いただいた. 以降, 順次, 取り組んでいる対象分野ごとに紹介させていただく. まずは, 松戸氏 (環境省水・大気環境局大気生活環境室) から, 臭気対策行政の立場から臭気判定士の位置付けについて概説し, 濃度規制と臭気指数規制の両輪での活躍が期待されると述べられている.
ISSN:1348-2904