燃料ガス用の新規非硫黄系着臭物質の臭気特性について

現在LPガスに使用されている着臭剤は硫黄系化合物が主であり,燃焼の際にSOXが排出されることや,燃料電池用の水素をガスから得る際の触媒毒になる等の問題がある.そのため,硫黄原子を含まない新しい着臭物質の開発が求められている.今回,種々の含酸素系および炭化水素系低分子化合物を合成し,快・不快度・臭気強度,生体安全性,化学的安定性等を評価するとともに,パネルにより,着臭剤としての適性について評価した結果,従来の硫黄系着臭剤の代替物質として1-ペンチン,2-ヘキシンが有用であることが明らかとなった....

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Veröffentlicht in:におい・かおり環境学会誌 2009/07/25, Vol.40(4), pp.248-255
Hauptverfasser: 高部, 圀彦, 間瀬, 暢之, 久永, 祐介, 高橋, 正樹, 宮本, 武典, 近藤, 健, 植松, 烈平, 金辺, 民朗, 難波, 三男
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:現在LPガスに使用されている着臭剤は硫黄系化合物が主であり,燃焼の際にSOXが排出されることや,燃料電池用の水素をガスから得る際の触媒毒になる等の問題がある.そのため,硫黄原子を含まない新しい着臭物質の開発が求められている.今回,種々の含酸素系および炭化水素系低分子化合物を合成し,快・不快度・臭気強度,生体安全性,化学的安定性等を評価するとともに,パネルにより,着臭剤としての適性について評価した結果,従来の硫黄系着臭剤の代替物質として1-ペンチン,2-ヘキシンが有用であることが明らかとなった.
ISSN:1348-2904
1349-7847
DOI:10.2171/jao.40.248