表在性膀胱癌に対するBCG (イムノブラダー(R)) 膀胱内注入療法後に発症したライター症候群の一例

「緒言」Bacillus Calmette-Guerin(BCG)膀胱内注入療法は表在性膀胱癌の経尿道的切除後の再発予防や膀胱上皮内癌(Carcinoma In Situ/CIS)に対する有効な治療法として広く行われている. しかし, 重篤な副作用を生じることがあるため注意が必要である. 今回われわれはBCG膀胱内注入療法後に生じた古典的ライター(Reiter)症候群の1例を経験したので報告する. 「症例」患者 : 67歳, 男性 主訴 : 発熱, 左膝関節腫脹 既往歴 : 高血圧, 高尿酸血症, 肺気腫 家族歴 : 特記すべきことなし 現病歴 : 2014年3月, 膀胱腫瘍に対しt経尿道的膀...

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Veröffentlicht in:名古屋市立病院紀要 2015-11, Vol.38, p.1-3
Hauptverfasser: 太田裕也, 池上要介, 藤井泰普, 永田大介, 丸山哲史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」Bacillus Calmette-Guerin(BCG)膀胱内注入療法は表在性膀胱癌の経尿道的切除後の再発予防や膀胱上皮内癌(Carcinoma In Situ/CIS)に対する有効な治療法として広く行われている. しかし, 重篤な副作用を生じることがあるため注意が必要である. 今回われわれはBCG膀胱内注入療法後に生じた古典的ライター(Reiter)症候群の1例を経験したので報告する. 「症例」患者 : 67歳, 男性 主訴 : 発熱, 左膝関節腫脹 既往歴 : 高血圧, 高尿酸血症, 肺気腫 家族歴 : 特記すべきことなし 現病歴 : 2014年3月, 膀胱腫瘍に対しt経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行した. 病理結果はCISであった. 術後BCG(イムノブラダー(R)東京株 : 80mg)膀胱内注入療法を1週間毎に施行した. 4回目のBCG注入後から軽度排尿時痛認めるも自己判断で放置.
ISSN:0911-9809