成長期腰椎分離症の理学所見と治療の実際
成長期腰椎分離症は,若年性スポーツ腰部障害の中でも,頻発する腰痛症である。成長期腰椎分離症の主訴は他の腰痛症と同様に腰痛であり,鑑別が理学所見のみでは困難と言われている。病態は,腰椎関節突起間部の疲労骨折である。よって初期の状態で診断がつかない場合は,関節突起間部の疲労骨折が進行し腰椎分離症に移行すると言われている。初期の状態では確定診断にはMRI検査が有用であるが,全ての若年性腰痛患者に検査をすることは困難なため,成長期腰椎分離症に特徴的な理学所見を把握することは臨床上意義がある。これまで,我々は,急性成長期腰椎分離症患者に特徴的な理学所見を調査してきた。本稿では,成長期腰椎分離症を他の原因...
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Veröffentlicht in: | 理学療法の科学と研究 2015/03/31, Vol.6(1), pp.6_7-6_12 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 成長期腰椎分離症は,若年性スポーツ腰部障害の中でも,頻発する腰痛症である。成長期腰椎分離症の主訴は他の腰痛症と同様に腰痛であり,鑑別が理学所見のみでは困難と言われている。病態は,腰椎関節突起間部の疲労骨折である。よって初期の状態で診断がつかない場合は,関節突起間部の疲労骨折が進行し腰椎分離症に移行すると言われている。初期の状態では確定診断にはMRI検査が有用であるが,全ての若年性腰痛患者に検査をすることは困難なため,成長期腰椎分離症に特徴的な理学所見を把握することは臨床上意義がある。これまで,我々は,急性成長期腰椎分離症患者に特徴的な理学所見を調査してきた。本稿では,成長期腰椎分離症を他の原因による急性腰痛と鑑別するための画像所見と理学所見そして治療の実際について報告する。 |
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ISSN: | 1884-9032 2758-3864 |
DOI: | 10.57476/srpt.6.1_6_7 |