訪問看護事業所での臨地実習に対して訪問看護師が抱く思いに関する文献検討

「要旨」訪問看護事業所で行われる臨地実習に対して実習指導に携わる訪問看護師がどのような思いを抱いているか明らかにすることを目的に文献検討を行った. 医中誌Web, メディカルオンライン, CiNii Researchを用いて「訪問看護師 and 実習」or「訪問看護ステーション and 実習」の検索語と検索式で検索した. 選定基準に基づいて選定を行い, 訪問看護事業所で行われる実習に対して訪問看護師が抱いている思いを分析した. 結果, 14件の文献が研究対象となり, 【実習を受け入れるうえでの困難】【実習の在り様に対する認識】【実習を通して学生に指導したいこと】【実習を通して自身が得られるもの...

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Veröffentlicht in:人間看護学研究 2024-03 (22), p.59-65
Hauptverfasser: 國丸周平, 新井香奈子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」訪問看護事業所で行われる臨地実習に対して実習指導に携わる訪問看護師がどのような思いを抱いているか明らかにすることを目的に文献検討を行った. 医中誌Web, メディカルオンライン, CiNii Researchを用いて「訪問看護師 and 実習」or「訪問看護ステーション and 実習」の検索語と検索式で検索した. 選定基準に基づいて選定を行い, 訪問看護事業所で行われる実習に対して訪問看護師が抱いている思いを分析した. 結果, 14件の文献が研究対象となり, 【実習を受け入れるうえでの困難】【実習の在り様に対する認識】【実習を通して学生に指導したいこと】【実習を通して自身が得られるもの】の4カテゴリを抽出した. 訪問看護師は臨地実習に課題や改善点を感じつつも, 学生に指導したい思いを持っており, 指導したい内容は看護基礎教育に求められる学習内容と合致していた. 訪問看護師が学生を訪問看護サービスに同行させ, 療養者宅へ赴き, 実習指導を行う機会が多いために, 指導方法や療養者との調整, 教員との連携に困難を感じている様子は, 実習に対して訪問看護師が抱く思いの特徴的な部分であるといえる.
ISSN:1349-2721