老年看護学教育プログラムが看護学生の高齢者イメージ形成過程に影響する要因 (第1報) ~1年次から2年次における老年看護学授業前後の比較
「I. 緒言」我が国は急激な速さで高齢社会を迎え, 2025年には超高齢社会のピークがくると推計されている. 2006年度国民生活基礎調査によると, 有訴者の状況は, 65歳以上では約半数となっている. 通院者率は, 年齢が高くなるに従って上昇し, 65歳以上では6割以上の者が通院者となっている. 2007年患者調査によると推計入院患者数は146万人で, 年齢別にみると65歳以上が約6割を占めている. このような社会背景の中で高齢者への看護はますます必要性を増している. 老年看護の専門性は早くから存在していたが, 老年看護学の歴史は約20年とまだ浅い. 1950年以前は結核や感染症が死因の上位...
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Veröffentlicht in: | 人間看護学研究 2010-03 (8), p.35-45 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 緒言」我が国は急激な速さで高齢社会を迎え, 2025年には超高齢社会のピークがくると推計されている. 2006年度国民生活基礎調査によると, 有訴者の状況は, 65歳以上では約半数となっている. 通院者率は, 年齢が高くなるに従って上昇し, 65歳以上では6割以上の者が通院者となっている. 2007年患者調査によると推計入院患者数は146万人で, 年齢別にみると65歳以上が約6割を占めている. このような社会背景の中で高齢者への看護はますます必要性を増している. 老年看護の専門性は早くから存在していたが, 老年看護学の歴史は約20年とまだ浅い. 1950年以前は結核や感染症が死因の上位を占め, 急性期看護が老年看護よりも重要視されていた. 歴史的にみると, アメリカでは1960年頃から老年看護を専門領域と見なす動きが始まった. 我が国における老年看護の専門性が着目されるようになったのは1980年頃である. |
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ISSN: | 1349-2721 |