円形脱毛症に併存する甲状腺および膵島自己免疫に関する臨床的・遺伝的研究

「抄録」目的:円形脱毛症患者における甲状腺自己免疫および膵島自己免疫の臨床的・遺伝的実態を明らかにする. 方法:円形脱毛症患者110例について臨床的特徴および自己免疫疾患の合併率を検討し, 血清学的に抗サイログロブリン (Tg) 抗体, 抗甲状腺ペルオキシダーゼ (TPO) 抗体, 甲状腺刺激ホルモン受容体抗体 (TRAb), 抗glutamic acid decarboxylase (GAD) 抗体, 抗insulinoma-associated antigen2 (IA-2抗体), インスリン自己抗体 (IAA) を測定した. またHLA-DRB1, -DQB1, -A, -B, -C遺伝...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:近畿大学医学雑誌 2013-12, Vol.38 (3/4), p.107-114
Hauptverfasser: 朴忠勇, 能宗伸輔, 川畑由美子, 山内孝哲, 馬場谷成, 原田剛史, 廣峰義久, 伊藤裕進, 村田佳織, 武友保憲, 貫戸幸星, 當間純子, 末吉功治, 吉田左和, 大磯直毅, 川田暁, 池上博司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「抄録」目的:円形脱毛症患者における甲状腺自己免疫および膵島自己免疫の臨床的・遺伝的実態を明らかにする. 方法:円形脱毛症患者110例について臨床的特徴および自己免疫疾患の合併率を検討し, 血清学的に抗サイログロブリン (Tg) 抗体, 抗甲状腺ペルオキシダーゼ (TPO) 抗体, 甲状腺刺激ホルモン受容体抗体 (TRAb), 抗glutamic acid decarboxylase (GAD) 抗体, 抗insulinoma-associated antigen2 (IA-2抗体), インスリン自己抗体 (IAA) を測定した. またHLA-DRB1, -DQB1, -A, -B, -C遺伝子型を決定した. 結果:円形脱毛症患者は健常対照者に比し, 抗Tg抗体, 抗IA-2抗体, IAA, 抗GAD抗体陽性率は同等であったが, 抗TPO抗体 (29.1% vs. 11.6%, P
ISSN:0385-8367